'25年10月の花

10月に入っても暑い日が続いていますが、朝晩は過ごしやすくなってきました。気温の変化が激しいと体調を崩すことがありますのでご自愛ください。
政府の地震調査委員会は9月末に南海トラフ地震に関する新たな発生確率を発表しました。今までの「30年以内に80%程度」とされてきた確率に対して、今回は「60~90%程度以上」と「20~50%」の2つが併記されました。大きく異なる2つの数値が公表されましたが、地震調査委員会によれば「どちらも科学的な優劣はつけられない」とのことです。地震予知の難しさを示していますが、家庭での日頃の備えが大切です。
今月の花は、キンモクセイ、ミヤギノハギ、アオクジャク、ハンイリミズヒキ、ガーデンマム ジジ、タカノハススキです。
キンモクセイ(金木犀)
モクセイ科 モクセイ属
原産地:中国
花言葉:【謙虚】【謙遜】【気高い人】
キンモクセイは強い芳香のあるオレンジ色の小さな花を枝に密生させて咲きます。和名の由来は、樹皮が動物のサイ(犀)の足に似ていることから中国で「木犀」と名付けられ、オレンジ色の花を付けることからキンモクセイと名付けられました。
キンモクセイは三大香木の一つです。
キンモクセイの花が咲きましたので写真を更新しました。


ミヤギノハギ
マメ科 ハギ属
原産地:日本、中国
花言葉:【思案】【内気】【柔軟な精神】
ミヤギノハギは樹高が1~2mになり、幹はしなやかに長く伸びて枝先が地面に接するほど垂れます。ミヤギノハギの花は長さが1.2~1.5cmで紅紫色の蝶形状花が螺旋状に数個付きます。別名はリュウキュウハギです。
ミヤギノハギは宮城県の県花です。
アオクジャク(蒼孔雀)
リンドウ科 リンドウ属
原産地:中国、日本
(岩手県花巻で品種改良)
アオクジャクは岩手県花巻産のリンドウの仲間で美しい八重咲の品種です。宮沢賢治の作品「銀河鉄道の夜」の一説にある孔雀の羽を広げた模様が、八重リンドウが咲いている情景を連想させることから「蒼孔雀」と名付けられました。


ハンイリミズヒキ(斑入りミズヒキ)
タデ科 イヌタデ属
原産地:中国、日本
花言葉:【慶事】【感謝の気持ち】【喜び】
ミズヒキは夏から秋にかけて糸のような細い花茎に小さな花を咲かせる多年草です。お正月飾りや慶事の熨斗(のし)に添える水引に似ていることから名付けられました。花色は赤が一般的です。ミズヒキは日本では道端などで普通に見られる秋の野草です。花びらに見える部分は実は色付いた萼(がく)で、深く4つに割れ、うち3枚が赤色、1枚が白色になります。
ガーデンマム ジジ
キク科 デンドランセマ属
原産地:東アジア
(ヨーロッパで品種改良)
花言葉:【清らかな愛】【高潔】
ガーデンマム ジジは、可愛らしいポンポン咲のガーデンマムです。ガーデンマムは元々日本で栽培されている菊が原産で、ヨーロッパで品種改良されたものです。鉢に植えるとドーム状に広がって育ってくれるので見ごたえがあります。花の色は黄色、オレンジ、濃いピンク、薄いピンク、赤色、紫色、薄緑色などカラフルです。


タカノハススキ
イネ科 ススキ属
原産地:日本、朝鮮半島、中国
花言葉:【勢力】【活力】
中秋の名月にススキとお団子をお供えする様に、ススキは日本で昔から親しまれている植物です。ススキには色々な種類があります。タカノハススキは、葉っぱに薄黄色の横縞が入っている様子が、鷹の羽を連想させるので「鷹の羽すすき」と名付けられました。

